労働保険事務組合
労働保険の加入手続きはお済みですか?
労働保険とは労働者災害補償保険(一般に「労災保険」といいます。)と雇用保険とを総称した保険であり、保険給付は両保険制度で別個に行われていますが、保険料の徴収等については、両保険は労働保険として、原則的に、一体のものとして取り扱われております。
※1 労災保険とは?
労働者が業務上の事由又は通勤によって負傷したり、病気に見舞われたり、あるいは不幸にも死亡された場合に被災労働者や遺族を保護するため必要な保険給付を行うものです。また、労働者の社会復帰の促進など、労働者の福祉の増進を図るための事業も行っています。
保険給付の種類 | |
〇 療養(補償)給付 | 〇 休業(補償)給付 |
〇 傷病(補償)給付 | 〇 障害(補償)給付 |
〇 遺族(補償)給付 | 〇 葬祭料(葬祭給付) |
〇 介護(補償)給付 | 〇 特別年金、特別一時金 |
※2 雇用保険とは?
雇用保険とは 労働者が失業した場合及び労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合に、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに、再就職を促進するため必要な給付を行うものです。 また、失業の予防、雇用構造の改善等を図るための事業も行っています。
労働保険は、農林水産の事業の一部を除き、労働者を一人でも雇っていれば、その事業主は加入手続きを行い、労働保険料を納付しなければならないことになっています。(労働者災害補償保険法第3条雇用保険法第5条)
労働保険の加入手続き
労働保険に加入するには、まず労働保険の保険関係成立届を所轄の労働基準監督署、又は公共職業安定所に提出します。そして、その年度分の労働保険料(保険関係が成立した日からその年度の末日までに労働者に支払う賃金の総額の見込額に保険料率を乗じて得た額となります。)を概算保険料として申告・納付していただくこととなります。
詳細については、弊所(0476-22-2101)までお問い合わせ下さい。
労働保険事務組合制度
労働保険事務組合は、事業主の委託を受けて、事業主が行うべき労働保険の事務を処理することについて、労働大臣の認可を受けた中小企業等の団体です。弊所(成田商工会議所)は、昭和61年に労働保険事務組合として認可を受けております。
委託できる事務の範囲
労働保険事務組合が処理できる労働保険事務の範囲はおおむね次の通りです。
事業主に代わって公共職業安定所、労働基準監督署への事務手続き、労働保険料の申告・納付、及び雇用保険の資格取得・喪失、60歳到達時等賃金証明書提出等の手続きを行います。
なお、印紙保険料に関する事務並びに労災保険および雇用保険の保険給付に関する請求等の事務は、行うことのできる事務から除かれています。
事務処理を委託すると次のような利点があります
- 労働保険料の申告・納付等の労働保険事務を事業主に代わって処理しますので事務の手間が省けます。
- 労働保険料の額にかかわらず3回に分割納付でさます。(事務組合に委託していない場合は、一定額を超えないと分割納付ができません。)
- 労災保険に加入することができない事業主や家族従事者なども、労災保険に特別に加入することができます。
事務委託できる事業主 | |
業 種 | 従業員数 |
金融、保険、不動産、小売 | 50人以下 |
卸売、サービス業 | 100人以下 |
その他の事業 | 300人以下 |
千葉労働局からのお知らせ 「あなたの安心 家族の安心 労働保険で支える社会」 10月は「労働保険適用促進強化月間」です。労働保険は、職場の皆さんが安心して働くためのものです。 労災保険(※1)は、労働者が、業務災害や通勤災害にあったときに療養補償、休業補償、障害補償、遭族補償などの必要な保険給付を行う制度です。 雇用保険(※2)は、労働者が、失業した場合の生活保障、失業予防及び雇用の改善について必要な給付を行うほか、労働者の福祉の増進等を図っていく制度です。 いずれも事業主に加入が義務付けられておりますので、未手続の事業主の方は至急手続をしてください。 詳細については、最寄りの労働基準監督署、ハローワーク(公共職業安定所)にお尋ねください。 |
詳細については、下記へお問い合わせ下さい。
労働保険事務組合 成田商工会議所
成田市花崎町736-62
TEL:0476-22-2101
成田商工会議所へのアクセス
JR線 成田駅東口・京成線 京成成田駅西口から徒歩5分
〒286-0033 千葉県成田市花崎町736-62
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